時をつなぎ、人をつなぐ、
新しいコミュニティが誕生する場所
優れた交通アクセスの利便性を活かし、未来へ、世界へと情報を発信していくワテラス。「ワテラスタワー」と「ワテラスアネックス」の2つの建物で構成され、神田淡路町が培ってきた、「和」「輪」「環」の3つのWAをコンセプトにデザインされた施設は、オフィス、レジデンス、学生マンション、商業施設、コミュニティ施設(ホール、ギャラリーなど)で構成され、再開発事業の総面積は2万2千㎡にもおよびます。地域住民、就労者、学生、来街者が自由に活動し交流し憩う、新しいコミュニティがはぐくまれる場所が整いました。人が行き交い活気づいていくまちづくり、人情と情緒を大切にする淡路型コミュニティのさらなる発展に貢献していきます。
名称・ロゴについて
魅力的な街づくりを目指し、3つの想いを込めてネーミング。
日本の伝統色を採用し、
豊かな水と緑をデザイン化。
本プロジェクトの特徴的な地形である「段丘」をモチーフにしたロゴマークは、流れ落ちていく豊かな「水」と、その潤いにもたらされた豊かな「緑」を表現。水の軌跡には、ワテラス(WATERRAS)の頭文字「W」を描いています。カラーは、ワテラスブルーと名付けた紺色(こんいろ)をはじめ、瑠璃色(るりいろ)・常盤緑(ときわみどり)・鶸色(ひわいろ)といった日本の伝統色を採用。守り続けてきた伝統を受け継ぎながら、新たな街・新しい未来を創造していくワテラスの想いが込められています。
瑠璃色(るりいろ)
仏教の七宝のひとつである「瑠璃」の濃い紫がかった青色
常盤緑(ときわみどり)
縁起の良い色として名付けられた「常緑樹」の葉の深い緑色
紺色(こんいろ)/ワテラスブルー
神田祭におけるこの町会の袢纏の藍染め色である「紺色」
鶸色(ひわいろ)
小鳥の「鶸」の羽の色で古く日本人に親しまれる明るい黄緑色
施設概要
事業名称 | 淡路町二丁目西部地区第一種市街地再開発事業 | ||
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事業主 | 淡路町二丁目西部地区市街地再開発組合 | ||
施行区域 | 約2.2ha | ||
所在地 | 東京都千代田区神田淡路町二丁目101番・103番・105番(地番) | ||
敷地面積 | 約10,416m2(約3,150坪) | ||
公園面積 | 3,000m2(約907,5坪) | ||
建築面積 | 約7,185m2(約2,173坪) | ||
延床面積 | 約129,222m2(約39,089坪) | ||
建物概要 | ワテラスタワー | ワテラスアネックス | |
主要用途 | 事務所・住宅・コミュニティ施設 | 事務所・商業施設・学生用住宅 | |
建物高 | 164.80m | 65.05m | |
規模 | 地上41階 地下3階 塔屋1階 | 地上15階 地下2階 塔屋1階 | |
構造 |
地上の柱:鉄骨造および鋼管コンクリート造 地上の梁:鉄骨造およびコンクリート被覆鉄骨造 地下:鉄骨造および鉄骨鉄筋コンクリート造 |
地上:鉄骨造 地下:鉄骨鉄筋コンクリート造 |
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耐震性能 | 制震ブレース(鋼管型摩擦ダンパー)設置 | 制震間柱(低降伏点型ダンパー)設置 | |
設計・監理 | 株式会社佐藤総合計画 | ||
施工 | 大成建設株式会社 |
沿革
1997年7月 | 「淡路地域街づくり計画推進協議会」の発足 |
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2001年4月 | 「淡路町二丁目地区再開発準備組合」発足 |
2007年4月 | 都市計画決定 |
2008年6月 | 組合設立許可 |
2009年9月 | 権利変換計画認可 |
2010年3月 | 北街区 工事着工 |
2012年2月 | 北街区上棟(上棟式)・南街区工事着工 |
2012年12月 | 「一般財団法人淡路エリアマネジメント」発足 |
2013年2月 | 北街区 工事竣工 |
2013年4月12日 | ワテラス グランドオープン |
淡路地域について
歴史、文化、人が交差し、進化してきた神田淡路町
神田淡路町界隈は、江戸時代、武家屋敷と町人街の境にあり、行き交う人々で賑わっていました。湯島聖堂や昌平坂学問所が創設され、日本の近代教育の礎を築くと、学問の地として知られるようになります。この地で学んだ正岡子規をはじめ、夏目漱石、森鴎外など、ゆかりのある文豪は多く、またニコライ堂の建設によって文化人からの注目を集めると、文化性の高い地域として栄えていきます。近代化が進むにつれて交通の要ともなり、日本一の乗降客数を誇った万世橋駅を中心に、映画館、寄席、飲食店などの商業施設が次々と開業し、活気あふれるモダンなまちへと発展していきました。そして今なお、歴史と文化を築く街として存在感を示し続けています。
活気に満ちあふれる街と未来を創る、
淡路町二丁目西部地区第一種市街地再開発事業
地域コミュニティの核であった淡路小学校の統廃合を契機に、新たなコミュニティづくりを目的とした再開発事業が進められました。地域住民、デベロッパー、行政が一緒に協議を重ね、この地域に住まう人、学ぶ人、働く人が参加する新しいコミュニティを模索し、3つのWA(和・輪・環)をコンセプトに誕生したのがワテラス(WATERRAS)です。人々の想いをのせて、神田淡路町は、ビジネス、居住、憩いの機能を備えた緑豊かな最先端エリアへと生まれ変わります。
神田花暦園
四季折々に自然を愛で、心に潤いと想い出を重ねていく庭園
ワテラスの外構植栽は、「神田花暦園」をコンセプトに区立淡路公園と一体的に整備されており、1年を通じて、江戸情緒あふれる花々や果実のなる木々を楽しむことができます。また変化に富んだ地形を活かして造られた小川や滝のせせらぎが、心地よい音色を花木の美しさに添え、心に憩いを与えてくれます。淡路小学校や淡路広場に植えられ、長年親しまれていた懐かしい花木も再び植樹され、人々の想い出を引き継ぎながら新たな想い出を重ねていく憩いの場を創出しています。